アパート一棟売りからの重要なお知らせ

壁や浴槽の外面にステンレス製パイプを取り付ける。
シャワーのホースを長く伸ばせば、すのこの上に横になり、手すりにつかまってごろごろ回転しながらシャワーで体を洗うことができる。
この方法なら、足腰がかなり弱っているお年寄りも一人で入浴できるし、介助者が付く場合は介助がスムーズに運ぶだろう。
あると心強いのが非常ベルだ。
老親の寝室から子供夫婦の寝室へ、非常時にボタンを押すだけで連絡できるベルを付けておこう。
学校の工作の要領で作れば、五千円程度で十分だろう。
心筋梗塞の発作が起きると、声さえ出せなくなることが多い。
非常ベルで観たちの急病を素早くキャッチし、救急車を呼べる。
急病時の手遅れ、といった悲劇が防げる。
親側からは言い出しにくいものなので、子供夫婦が提案して付けてあげると喜ばれる。
健康面から見て、しゃがむ和式のトイレより、腰かける洋式トイレの方が断然優れている。
特に年をとると、和式トイレだと血圧が上がりやすく、脳出血の原因になりかねない。
老親と同居するのであれば、迷わずに洋式に変える。
おしりを洗浄できるもの、また暖房便座の付いたものが理想的だ。
トイレ内の寒さは、血圧が上がるので禁物だ。
冬は床暖房にするか、小さな電気ストーブを置くなどの工夫をする。
高齢者用のトイレの位置は、寝ている部屋からなるべく近い方がいい。
親たちも階段を積極的に上り下りする習慣をつけて、足腰を鍛えておく方がよい。
そのためには、滑りにくく安全な階段でなくては困る。
スペースの余裕があれば、傾斜が緩やかになるよう改造する。
手すりもぜひ付けたい。
片側だけでなく両側に付けるのがコツだ。
細めのものが握りやすくておすすめだ。
最近は自在に曲げられる手すりもある。
床材も板やコルク材カーペットなど、あたたかくやわらかいものに張り替える。
同居がイセならマイ老人ホーム高齢者の一人暮らしや老夫婦だけの世帯が増えている。
核家族化、高齢化が進めば当然の成り行きなのだが、こうしたことに備えて住まいを建てたり、リフォームする人は少ない。
現実問題として、同居をうまく続けることはむずかしい。
たとえ同居できても、共働き家庭などではなかなか老人の世話ができない。
結局一人暮らしか、老人施設に入るケースが増える。
せっかくの持ち家だからと一人で住み続けるにしても、住みにくい点がいろいろ出てくるだろう。
かといって処分して老人ホームに移ってしまうのも早計だ。
敷地に多少余裕のある人や、建物に手を加えることができる人は、自分で私設老人ホーム≠つくってみてはどうだろう。
といっても、コンパクトな老後の生活スペースをつくるだけのことだが、これを自立した生活ができるように徹底する。
断熱や暖房、通風や換気を万全なものとし、段差をなくし、手すりをいたる所に取り付ける。
床や壁を弾力のある材料に替えて安全に心掛ける。
さらに、防火、防犯のセキュリティー設備を設ける。
電話器や警報ベルは不慮の事故に備え、あちこちに取り付けた方が安心できる。
浴室をトイレと一体にして、広くし、体を吊って移動できる装置を取り付けられるようにしておけば、足腰が弱っても独力で入浴できる。
二階での生活では、小型の簡易エレベーターや座式エレベーターが威力を発揮する。
高さや角度が自在の電動式ベッドは、長期の床ずれの予防にもなる。
電気は都市の住まいの狭さや日照の悪さの解消にも一役買ってくれそうだ。
電動式の間仕切などを動かして部屋の広さを変える。
日当たりの悪い家では屋根を解放したり、電動の反射鏡で太陽を迫って常に日照を得ることも可能だ。
高齢者のために安全な電気を使う智恵がますます必要になるだろう。
騒音を防ぐ工夫涼しい風を入れようと、窓を開けると、近隣のいろいろな音が飛び込んでくる。
車、オートバイの音、クーラー室外機の音。
かといって、窓を閉め切れば暑いし、クーラーのかけっ放しは体にも悪い。
蒸し暑さによってイライラも増幅され、ふだんは気にならないような隣家の苗や子どもの声にまで敏感になる。
雲が垂れこめた日には、地上の音が雲に反射して、騒音はさらに増幅されるようだ。
こんな時、空港の発着コースや幹線道路、鉄道沿いに住んでいる人の苦痛は耐え難いものだろう。
そのため、各種の騒音規制が制定され、行政指導も行われている。
騒音被害の補償として、屋根や壁に硬質ボードを張ったり、窓を二重サッシにしたりすることもあるのだが、部屋を閉め切った生活は快適さからはほど遠い。
特に年をとるとこたえる。
春や秋の、また夏でも朝夕のすがすがしい風を取り入れられないからだ。
窓を開け放したままで、少しでも住まいを静かにすることはできないものだろうか。
そこで一考。
まず、道路側の騒音発生源の方向に、音の遮へい板を立てる。
コンクリートの塀のほか、植木もかなり効果がある。
次に、音を入れたくない窓の外、三、四十センチのところにガラスの反射板を立てる。
窓の周囲に当たった音がガラス板に反射して室内に侵入しないよう、窓の周閏を三十センチほどの幅で、吸音効果のある日の粗いリシン壁にするか、やわらかいウレタンフォームを張る。
昔の方向を考え、反射と吸音を工夫すると、通気を良くLながら静かな住まいも可能となる。
何ごともハード恩考で遮へいするばかりが能ではない。
住まい上手は片づけ上手物入れ、戸棚が多いのは損収納の「収」はとりいれる、「納」はおさめるを意味する。
収納とは金品を受け取って納めたり、農作物を取り入れて納めることであり、社会生活を営むうえで欠かせない仕事と言える。
「収納」という言葉が、いつから押し入れや戸棚などの入れ物の総称のように用いられるようになったのかはわからないが、収納とはそもそも「とりいれ、おさめる」という行為であり、どの辞書を開けても物入れ″とは書いていない。
大げさに言えば、収納を単なる物入れ≠ニして片付けてしまったところに、人類の不幸が始まるのである。
とりわけ、狭い住まいでの生活を余儀なくされている日本人は、こういう考え方により致命的なダメージを受けてしまったようである。
結局、床面積の三分の一ほどが物入れや戸棚で占められている家が多い。
これは、はっきり言ってソンなやり方である。
ただでさえ狭い居住面積を、物入れのためにそんなに割いてどうしようというのだろう。
本来、日常の生活にはそんなに物を必要としないはずである。
特に、収めて、納めるような貴重な物は少ないはずである。
捨てるに捨てきれず、あれば安心程度のものばかりが残り、仕方なく惰性で保管しているというのが実情のように見受けられる。
これこそ、シューノーが物を入れて隠す場所″に成り下がっている原因である。
シューノーさえあれば家の中が片付くという、きわめて安易な論理がまかりとおっているために、いまだに家の面積に比して広すぎるほど押入れや戸棚があっても、ちっとも片付かない家庭が多くなっているのである。
収納とは生活行動である。
ここではあえて収納すること、と言っておきたいが、この収納行動には大きく分けて三つのジャンルがあると思われる。
その第一は衣食にかかわる日常用いる物の保管であり、これは最も頻繁に出し入れを要するものである。
食関係では食器類や鍋釜、さらには食料、調味料といったところ、衣関係ではドレス、下着、靴、アクセサリーなどである第二は、季節ごとや特別な行事ごとに必要な用品の保管である。

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